VISION
Y.I
塗料事業本部 技術部 2012年入社

仕事内容
塗料開発における技術の仕事としては、建物の外壁に使用される塗料の開発を行っています。他には技術の経験を活かし、データの測定、分析や、法律改正によるSDS(安全データシート)の改訂対応、新製品の販促チラシ作成などの技術事務の仕事もしています。また、現在はCSRの関連業務も行っており、カーボンニュートラルについても、プロジェクトの一員として取り組んでいます。
入社動機
父親が仕事とは別に雨水の研究を大学から続けているのを見ていたこと、子どもの頃からものづくりに興味があったことから、研究やものづくりを仕事にしてみたいと考えていました。日本特殊塗料では、研究開発から、製品の立ち上げまで一貫して関わることができると知り、入社を希望しました。

仕事のやりがい、頑張ったエピソード
塗料開発で苦労したことは、試作品のスケールアップです。
大学の研究室では、薬の元となる物質の合成をしており、最終的な生成物は数十~数百mg程度ですので、その桁以上の作製はしていませんでした。また、作製者によっては収率が異なる等、個人差が大きかったように思います。
塗料は、製品として作るとなると最終的には数tレベルの製造になり、開発品の試作でも200kg程度ならば作製することもあり、試作段階からスケールアップが問題となります。製造スケールが大きくなると、同じものができないなんてことも起こります。実験室で何気なく行っていた作業がスケールアップすると途端に難しくなったり、季節要因等の外的要因が大きく影響したりするからです。こういった研究開発だけでなく、製造工程にまで関われるのは、難しくも面白いところです。

現在、自身の業務が多岐にわたっているため、初めて取り組むことも多く、自分が今まで知らなかったことを学べる機会にも恵まれています。新製品の販促用のチラシやSDSの対応業務、CSRの関連業務では塗料開発でつちかった技術の知識が使える場面もあります。しかし、デザインや化学物質に関する法律関係の知識、カーボンニュートラルに関する知識等、新たに勉強することも多々あります。業務自体が新しい取り組みであることもあり、やり方から手探りで進めていかなくてはいけません。ですが、それ自体も面白いと感じています。
就活生へひとこと
自分の専門とする分野とは別に、過去から現在まで、自分の興味のあることに関係している仕事、分野であれば、社名は知らなくても一度調べて、話を聞いてみてはどうでしょうか?働いてみたいと思える会社に出会えるかもしれません。
