防音とは
走行音、エンジン音、金属のきしみ音、雨、風…。
車は多くのノイズであふれています。
最近の自動車は、運転中に”騒音”を気にしなくなったと感じる方も多いのではないでしょうか。実際には、エンジン音やブレーキ音、車体に当たる小石の音や風を切る音など、走行中はさまざまな音が鳴っています。
こうした音が車内に伝わらないよう、自動車メーカーでは車内環境の快適性を追求し「防音対策」がなされています。車内で楽しい会話ができたり好きな音楽を楽しんだりできるのも、外からの音を抑える防音対策があるからなのです。


防音とは、音と振動を防ぐこと
ところで、自動車を動かすと、なぜ音が生じるのでしょうか。
例えばエンジン音。ガソリンなどの燃料を燃やす際にエンジンが”振動”することで音を発します。ペダルの踏み替えやシフト操作の際にも、音とともに”振動”を感じることがあります。
音と振動は、セットのようなもの。防音とは、あわせて振動を抑えることでもあります。そして、それぞれの音や振動の特性を分析し、各所に適した対策をとることで「静かで快適な車内環境」を実現できるのです。